ベニツチカメムシ (延岡市愛宕山)

ベニツチカメムシは、赤と黒のツートーンからなる派手なカメムシ。
通常は、地表を歩いている個体を目にするのだが、愛宕山某所には集団でいるという噂を聞いていました。
(いろいろ調べてみると、本種が集団でいるのは珍しいことではないようです。)

場所をピンポイントで聞いていたわけではないのだが、出向いてみると・・・いるわいるわ、木の葉裏や、下草のシダの葉裏にびっしり!
この写真は、木の葉裏。高さ1.8mくらい。

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集団でじっとしています。

そして視線をずらすと・・・
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おおっ、赤い塊が3つ!!
シダの葉裏に、密集しています。

折り重なっています。
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交尾個体も発見。
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初めてベニツチカメムシの集団を見ることが出来て、感動しました!

<追記>
ベニツチカメムシの生態について調べてみました。
本種は、ボロボロノキの実しか食べないそうです。
5月が繁殖期(確かに今日も交尾個体を見ました)。受精した雌成虫はボロボロノキに登り、未熟な実から吸汁して卵を育てます。6月に木を降りて、落葉に覆われた地表に営巣。ここで卵を産んで子供を育てるのだそうです。卵が孵化すると、母カメムシは、地表に落ちているボロボロノキの熟果を探しに出かけ、見つけて持ち帰り、子供に食べさせます。子供たちはその実を食べて(吸って)育ち、やがて成虫になります。
成虫になると、木に登って集団を作って、翌年の繁殖期までの間(10か月も)そのまま休眠に入るんだそうです。その間、水以外なにもとらないようです。さらにその翌年まで、そのまま休眠する個体もいるようです。おそるべし、ベニツチカメムシ!
今日目撃した個体は、去年あるいはおととし生まれた個体なんですね。


参考文献; 藤條純夫(2007)九州病害虫研究会報 第54巻 pp141-142

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この記事へのコメント

mmerian
2010年05月15日 23:15
去年の冬、愛宕山に捜しに行きましたが、見つけられませんでした。
愛宕山はとても広かったです
高校時代に友人と登った時は寂しい場所だったのに、今はきれいになりましたね
捜すポイント、さしつかえない程度に教えてください
みやましろ
2010年05月20日 22:27
コメントありがとうございます。
場所は、メールで返信いたしました。
日南のアカスジキンカメの写真きれいですね(ブログで拝見いたしました)。
東京ではよくみましたが、延岡ではまたアカスジキンカメを見ていません・・・。

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